News
松戸スタートアップオフィスからのお知らせ
2022.05.12
【開催レポート】地域貢献するにもお金は必要!NPO・コミュニティビジネスから学ぶファンドレイジングセミナー
6月度のセミナーはリアルとオンラインの同時開催で
特定非営利活動法人まつどNPO協議会理事/松戸市民活動サポートセンター長の阿部 剛さんをお招きして、
「ファンドレイジング」=「民間非営利団体(Non-Profit Organizations)の資金調達方法」について学びました。
内容は大きく2つです。
①事業型NPOやコミュニティビジネスの意味と事例
②地域貢献×資金調達で行われている事例を通したファンドレイジングの基礎
NPOは営利を目的としない団体ではありますが
利益を出してはいけないというわけではない!ということがここで明確になりましたね。
このあたりを勘違いされていらっしゃった方は多かったのではないでしょうか(私もそうです)。
一般の企業との大きな違いは
◎出た利益は分配せずに、活動資金にまわす
◎「自分たちの暮らしをよりよくしよう!」とする思いを大切にして自分たちのちからでそれを実現する
というところ。
最上位にある目的のためなら、儲からないことももちろんやる!ということですね。
そして、社会や地域課題を解決するためにはやはり「費用」が必要です。
非営利団体における資金調達の手法の例を
「寄付」「会員」「イベント」「助成金」「補助金」「事業収入」の
6つに分けてそれぞれ説明してくださいました。
利益をもちろん出してもいいし、必要であれば人件費も出してもいい(スタッフはボランティアである必要はない)。
ということを、ここでさらにご理解いただけたと思います。
それぞれの資金調達のリターンはお金ではなく、「社会的リターン」であるというお話が特徴的でした。
利益が出た場合は、最初のお話にまた戻りますが
「目的達成の活動のために使う」ので、何に使うかの説明責任があるとのことでした。
セミナー中に、会場からもチャットからもたくさんいただきあっという間に1時間半。
恩送り・クラウドファンディング・寄付付き商品などの事例の紹介が駆け足でしたが、
お金はただでは入ってこない!やはり、狙いを定めて1つずつ取り組むことが大事ということが分かりました。
終了後にご協力いただきましたアンケートの感想を一部共有させていただきます↓↓↓↓↓↓
【アンケートの感想】
◎自分自身NPOで勤務しているが、今まで一員としてなんとなくで感じていたことを、
しっかり言語化していただいたので、とてもわかりやすかったです。
◎資金の活動の確保にどんなものがあるのか、あとはボランティアだから「安く」というのは違う事がわかり、
目的を持って活動をすることで資金調達の可能性が見えた気がしました。
クラファンのメリットデメリットも仲間で共有して検討したいです(^^♪
◎最後質問させていただけてありがたかったです。一人で活動しておりましたので、相談先ができて安心しました。
◎現在は任意団体として活動をしていますが、「法人化」を目指すにあたり、
どのように計画を立てればよいかのイメージが湧きました。
非営利団体が活動資金を獲得する方法についても学べて大変よかったです。
◎なかなか内容が広く、知識が無いのでついていくのが大変でしたが、市民活動サポートセンターを訪ねてみます。
以上です。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました!
開催前告知はこちら↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
社会課題の解決や地域コミュニテイの活性化を目的としながらも、収益をしっかりと確保し、中には雇用も伴い活動を広げていく団体が増えています。今回はそのような地域貢献につながる資金調達の手法(恩送り・クラウドファンディング・寄付付き商品など)についてお伝えします。
開催概要
◆日 時:2022年5月28日(土)14:00‐15:30(質疑応答含)
◆場 所:オンライン(web会議システムzoomを使用)と会場参加の併用を予定
【状況によりオンラインのみに変更する場合がございます】
◆定 員:オンライン参加100名 (Zoom) 会場参加 7名
◆参加費:無料
◆問合せ:松戸スタートアップオフィス事務局
047-382-6087(フリーダイヤル: 0120-917-854)
講師プロフィール
阿部 剛(あべ つよし)さん
特定非営利活動法人まつどNPO協議会 理事
公設民営であるまつど市民活動サポートセンターのセンター長を務める他、高齢者の暮らしを地域で支える生活支援コーディネーターの役割を担っている。また自身が代表を務める団体にて民間学童を運営するなど、ローカルな現場と中間支援の立場を往復しながら活動中。
ご参加お待ちしております!
一覧へ戻る