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松戸スタートアップオフィスからのお知らせ

2020.11.02

【開催レポート】12月度セミナー「ベストセラー「13歳からのアート思考」著者・末永幸歩さんによる特別講座&対談> アート思考で「自分なりの視点」を鍛えよう」

12月度の定期セミナーは
「ベストセラー「13歳からのアート思考」著者・末永幸歩さんによる
特別講座×対談『アート思考で「自分なりの視点」を鍛えよう』」
をオンラインで実施いたしました。


ご参加いただきました100名以上の皆さまには
Zoomの投票機能を使って末永さんからのご質問に
Yes/Noでお答えいただいたり、
チャットを利用してご意見、感想、質問等
積極的にお送りいただきました。

チャットの確認が追い付かないくらい
ものすごい数の投稿をいただきまして、
皆さまの末永さんの講座への前向きな姿勢が素晴らしく
あっという間の2時間でした!

末永さんが特別授業で取り上げられたのは
20世紀のフランス人アーティスト
マルセル・デュシャンの≪泉≫という作品。
(アート界に影響を与えた作品の第一位!)


そのデュシャンの作品を写真で一緒に見ながら
アートって何だろうと考えていただきました。

参加者の半分はまだ「13歳からのアート思考」を
読まれていない方々。
この超問題作の意図に衝撃を受けられた方が多かったようです。

チャットから

◎「アートはなぜきれいなものと思っていたのだろう」
◎「前提や無意識を疑う。」
◎「アートはオリジナリティが必要なのか」
◎「日常生活にアートが溢れているのでは?」

などなど
感想や、アートについての問いもいただきました。

デュシャンの作品から
ナチス・ドイツのユダヤ人虐殺の責任者アイヒマンの話へ
その対比した考え方を紹介いただきながら
アート思考は
「自分なりのものの見方、自分なりの答えを探求する営み」
であることを末永さんから教わりました。

「自分の興味の種」に目を向けて
「探究の根」を掘り下げていくことで
自分らしい「花」を咲かせることができるのではないか、
興味の種というのは、何も自分が好きなこと
ワクワクすることだけではなく
違和感とか疑問みたいなものも大事だと。
イラストを参照してお話しいただきました。


講座の後半は
「アートとビジネスの交差点」というテーマで
應義塾大学特任准教授/プロデューサーの若新雄純さんとの
対談を実施しました。


末永さんは「自分のためにじっくりじっくり書いていた」
疑問の塊みたいだった内容を、
編集者とかなり時間をかけて出版したそうです。
新しい体験型美術の本として世に送り出した本が、
ここまでビジネスパーソンに
受け入れられるとは思っていなかったそう。

若新さんは発売当初から注目し、いち早く読まれていました。
これまで「正解」を大事にしてきた人が
「正解」の世界から「疑問」の世界へ行くのは困難だけど
末永さんの本を読むことでその逆の道のりもあるんだよと
ということを教えてくれる
まさに読み応えがある重厚な本だと絶賛されていました。

教育の評価に問題意識を持っておられるおふたり。

作品や数字等の結果、アウトプットだけでなく
その過程やプロセスを深めること、
結果に直結しない探究の根を掘り下げることにも
価値を見出すこと

花が咲いても咲かなくても
余白や遊びも「許される」そんな環境や社会も必要
それこそ豊かさにつながるのではないか

アート思考の対局にあるものが
自分以外の答えに身をゆだねることだとすると
他者の評価ではなくて、自分の評価が大事であることに
世の中が少しずつ気づき始めている
だからこそこの本の価値が高まっているのではないか

など、1時間にわたりお話しいただきました。

おふたりの想いや考え方に共鳴したり、疑問を持ったり、
新しい気づきがあったり、
現実と向き合うことの難しさや弱さも認識したり、、、

様々な思考と感情が交差し、
まさに自分なりの視点、自分そのものの探求を
大事にしよう、もっと深めてみようと思える
対談だったのではないでしょうか。

対談中にいただいたコメントをご紹介します↓

◎「自分の固定概念って、こんなにあるんだなと気づけました」
◎「自分らしい人生を送るための思考法=アート思考かな」
◎「疑問は持つけど、それ以上掘ろうとしない自分を認識しました」
◎「余白、アソビという20パーセントの「遊び心」がアート、まさにそこに人間の幅が広がるところ人間らしさかと思います。」
◎「オリンピックの 金メダリストがすごい… 以外の視点が生まれそうです。」
◎「若新さんのお話にとても共感!ふざける時間があるからこそ、他の部分の伸びしろが大きくなると思います。ユニークさが必要」
◎「発表(アウトプット)」を、「鑑賞者、評価者ありき」と無意識に考えてしまっている自分がいました。」
◎「脳みそが揺さぶられました。皆さんのコメントも興味深く勉強になりました!」

感想以外にも、疑問や議論がチャット上にたくさん出たことは
まさに今回のテーマにつながったように思います。
末永さん、若新さんありがとうございました!

「13歳からのアート思考」をまだ、お読みになっていない方は
ぜひ年末年始の読書タイムにぜひ読んでいただきたいなと思います。
「13歳からのアート思考」のFacebookページもぜひご覧ください。

開催前の告知はこちら↓

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『「アート思考」ってどんなもの?』
『これからの時代に「アート思考」アート思考が必要って本当?』
『今更「アート思考」を身につけられるんですか?』

アーティストの思考過程を辿ったり、ユニークな方法で作品鑑賞したりすることで、
自分なりの視点でものごとを捉え「自分だけの答え」を見つけるアート思考を体験。
美術教師であり『13歳からのアート思考』の著者末永幸歩さんとともに
「アートとは?」「アート思考とは?」ということについて考えます。

講座後には、慶應義塾大学特任准教授/プロデューサーの若新雄純さんをお招きし、
末永さんとのスペシャル対談を開催!教育におけるアート思考についてやビジネスへの波及についてなど、
教育に携わるおふたりならではのゆるやかなトークも必聴です。

<スケジュール>
15:00-16:00 末永幸歩さんの特別講座
『アート思考で「自分なりの視点」を鍛えよう!』
16:00-17:00 末永幸歩さん×若新雄純さん 特別対談・質疑応答
『アートにおける教育とビジネスの交差点~正解のない ゆるくてゆたかな思考~』

開催概要
◆日 時:12月19日(土)15:00-17:00
◆場 所:オンライン(※Zoomで開催予定)
◆定 員:オンライン参加100名程度(Zoom)
◆参加費:無料
◆問合せ:松戸スタートアップオフィス事務局
     047-382-6087(フリーダイヤル: 0120-917-854)

◆講師プロフィール
末永幸歩(すえなが・ゆきほ)さん


美術教師/東京学芸大学個人研究員/アーティスト
著書『13歳からのアート思考』(ダイヤモンド社)

東京都出身。武蔵野美術大学造形学部卒業、東京学芸大学大学院教育学研究科(美術教育)修了。
東京学芸大学個人研究員として美術教育の研究に励む一方、中学・高校で教壇に立ってきた。
現在は大人に向けたアート思考の授業も行う。
「絵を描く」「ものをつくる」「美術史の知識を得る」といった知識・技術偏重型の美術教育に問題意識を持ち、
アートを通して「ものの見方を広げる」ことに力点を置いたユニークな授業展開。
生徒たちからは「美術がこんなに楽しかったなんて! 」「物事を考えるための基本がわかる授業」と
大きな反響を得ている。

◎スペシャル対談 ゲスト
若新雄純(わかしん・ゆうじゅん)さん

株式会社NEWYOUTH 代表取締役、應義塾大学特任准教授などを兼任

福井県若狭町出身。慶應義塾大学大学院修了、修士(政策・メディア)。
大学在学中に、障害者の就労支援を行う株式会社LITALICOを共同創業し、取締役COOに就任。
拡大する組織に適応できず2年足らずで取締役を退任し、大学院での研究に取り組みながら
新宿・歌舞伎町でダイニング・バーを経営するなど、独自のスタイルを模索。
現在は、大学教員を務めながら独立し、全国の企業・自治体・学校や政党などと新しい働き方や会社のあり方、
まちや暮らしのあり方を模索する実験的事業を多数企画。
全国のニートを100人以上集めた株式会社の発足や、女子高生がまちづくりを楽しむ
「鯖江市役所JK課」プロジェクト(市が総務大臣賞を受賞)なども手掛ける。
テレビ朝日「ワイド!スクランブル」などテレビ・ラジオ番組のコメンテーターとしての出演や講演実績多数。
著書に『創造的脱力~かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論』(光文社新書)などがある。

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